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【コラム】ネジ事情について

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電気亜鉛メッキ、すなわち、光沢クロメート(ユニクロ)、有色クロメート(クロメート)、黒色クロメート(黒アエン)等には、その皮膜処理の溶液に六価クロムが使用され、皮膜自体にも六価クロムが含まれています。

六価クロムは有害で、人体に触れると癌を発生させたりアレルギーを生じさせる原因物質といわれています。そのため世界的に使用を制限、禁止する動きが進んでいます。日本でも現在自動車業界や家電業界を中心に六価クロム含有メッキを使用しない方向でメーカーが取り組んでいます。

六価クロムの代替として、現在、「三価クロムクロメートメッキ(略称三価クロメート)」が開発されています。三価クロメートメッキは有害性があまりない上に、従来の六価クロムクロメートメッキと同等の耐食性が得られています。ただし、現在のところ、黒色の三価クロメートに関してはまだ開発途上で、黒い色がはっきりと出ない、あるいは耐食性に劣る可能性がまだある、等の問題点があります。

三価クロメートは従来の六価クロメートとは色合いが違い、むしろ従来のユニクロメッキに近いものが主流となっています。そのため、「三価ホワイト」とも呼ばれています。三価ユニクロというのもありますが、ほとんど三価クロメートと変わらないため、事実上、三価クロメートあるいは三価ホワイトが主要に供給されていると言っていいでしょう。

当社では六価クロムから三価クロムへのと需要変化に対応し、三価クロメート(三価ホワイト)製品の在庫を拡大しています。

三価クロメートもしかしながらクロムを含んでおり、環境保護の観点から、さらにクロムを一切含まない処理技術の開発も進められています。

三価クロメートはその意味ではつなぎの存在ともいえます。今のところクロムフリーの表面処理としては、「ディスゴ」があります。これはメッキというよりも塗装で、耐食性は非常に高いのですが、膜厚が一定でない、傷を受けて処理膜がはがれた場合自己復元性がなく、補修処理が必要、などの問題点があるといわれており、その意味では現在のところメッキに完全に代わる表面処理とはいえないようです(ただし、ディスゴは高張力ボルトなどに処理を施しても水素脆性を発生せず、組織破壊のおそれがなくなる、などの優れた性質があります)。
ということで、しばらくの間は、三価クロメートがメッキの主流となっていくと思われます。